Q&A利用希望編
これまで、見学者や相談者から数々の質問を受け、回答してきました。直近数年以内の質問のうち、頻度の高いものかつ回答に個人情報等が含まれないものを選び、記載しています。なお、回答は当施設の場合に限定されたものであることをお断りしておきます。
Q&A(利用希望編)
A.通常は下記のように進めています。
①本人による見学
まず、本人がなじめるかどうか、望むかどうか、確かめます。本人が自宅出発時から嫌がったり、施設に到着した途端嫌がったりした場合は無理せず、理由を一緒に考えます。再チャレンジできそうなら、日時を再設定したり、誘導方法を工夫したりします。
時間帯は本人および付添の都合を伺い、相談しながら決めます。11時過ぎから12時過ぎに設定することが多いです。理由は、日中活動等に分散している入所者が食堂近くに集まってくる時間帯なので、一度に多くの入所者を見ることができ、昼食の雰囲気やメニューも見ることができるからです。
見学が終わりましたら一旦帰って、本人の様子を確かめたり、本人から感想を聞いたりすることをお勧めしています。見学直後より良い判断ができると考えるからです。当施設入所がふさわしくない明確な理由が見つからなければ、次に進みます。
②聴き取り
本人の特性や必要な支援を聴き取ります。1~2時間かかります。それらを既にまとめてある情報提供書や処方箋があれば、持参していただくと助かります。聴き取り時は本人同席を必須とはしていません。
聴き取った内容を支援現場のリーダーたちと確認し、受け入れ可能かどうか検討します。その際よく問題になるのが他の入所者との相性です。受け入れ可能だと判断できれば、次に進みます。
③お試し利用
必要に応じて、日中の数時間だけ利用してもらいます。
日時等は相談して決めます。時間帯は本人が参加を希望する活動が含まれるように設定します。例えば、10時半~歩行~昼食~13時、あるいは13時半~作業~おやつ~15時。費用は昼食やおやつを食べたときのみ、それぞれ400円、100円を請求します。保護者の方は、付き添う、隠れて見守る、一旦引き上げて迎えに来る、いずれでも構いません。
通常の利用が可能だと判断できれば、次に進みます。
④日中一時支援利用・短期入所支援利用
利用契約を結びます。
実際の利用に際しては、人数が限られますので予約制となります。予約は2か月前から可です。例えば8月に利用したい場合は6月1日から、といった具合です。但し先着順ではありません。各希望者の緊急性必要性等を考量し、数日後に返答します。
日中一時支援および短期入所支援は、複数の施設と契約し利用してみることを勧めています。どのような施設が適しているのかを判断するのに役立つからです。
⑤入所待ち
優先順位は、各待機者の事情を考量して決めています。申し込み順ではありません。また、本人のサービス等利用計画に入所希望という意思表示があるかどうかも改めて確認させていただいています。
A.当施設開所20数年間をふり返ると、退所は約2年ごとに1名程です。その理由のほとんどが死去です。
※福祉行政としては、施設入所者を減らし、グループホーム入居者や一人暮らしを減らす方針です。
A.当施設入所者のほぼ全員が利用しています。親族後見の場合、大半が複数後見で、一人の親族が急に倒れても滞りなく継続できるようにしています。これが幸いした実例も複数ありますので、利用をお勧めします。
なお、成年後見制度について相談できるNPO法人の事務所が当施設内にありますので、必要であれば紹介します。
A.施設利用料は障害年金額内で収まるように設定されていますが、それ以外の支出がかさんで年金額を上回ることがあります。代表的な例は、入院して差額ベッド代や付添代が発生したとき、介護用品代が高額になったときなどです。でも、それらが必需であれば、区役所の生活支援課で手続きをすることによって、不足分だけ税金で賄われます。
これをふまえた上で、預貯金が幾ら位あれば安心なのでしょうか。例えば、年金2級、療育手帳B判定で重度障害者医療費助成を受けられない、趣味に少々お金をかけたい、旅行もしたい、各保険には加入している40代。確かなことは申し上げられませんが500万円位かもしれません。
A.当施設は発語のない利用者が大半を占めますが、当施設が加盟している神戸市西区の自立支援協議会では、区内の当事者同士がカフェスタイルで交流できるイベントを年数回開催しています。ご要望があればその都度案内させていただきます。
Q&A職員採用編
当施設での就職を希望する方から寄せられた質問について回答しています。
Q&A(職員採用編)
当施設で働く職員が実際に使用している「
働きぶり自己点検表
」の項目が参考になりますのでご覧ください。